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バカリズムが語る、ダラけた自分を奮い立たせる方法「逆境に晒された人の頑張る姿を見る」

2014.05.06 (Tue)
2014年05月05日放送のニッポン放送系のラジオ番組『バカリズムのオールナイトニッポンGOLD』(毎週月 22:00 - 24:00)にて、お笑い芸人のバカリズムが、緩み・ダラけた自分を奮い立たせる方法について語っていた。

バカリズムは、恵まれた現在の自分の状況において、今も下積みで頑張る若手芸人など、追い込まれて逆境に晒される人々を見ると、自分も頑張らなければいけないな、と思うそうだ。初心を取り戻す、という意味で自身を省みることについて語っていた。

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バカリズム:もしドラえもんのひみつ道具が1つあったとしたらって考えていたんですけど(笑)…でも、ちょっと待てよ、と。そもそも、要らないなって思って。たとえば、タイム風呂敷を持ってる自分を想像した時に、自分の生活は豊かになると思うんですよ。

でも、ここからが俺のちょっとひねくれたところなんですけど、ひみつ道具があって、便利な生活を送っているけれども、俺以外の世の中の人たちは、ひみつ道具無しで充実した生活を送ってる人たちが大勢いるわけですよ。俺はその人たちに、完全に負けているじゃないか、と。

「俺はひみつ道具があって、やっと周りのみんなと同じなんだ」と。なんて俺は未熟な人間なんだっていうことにムカついてくるんですよ。

要は、「ドラえもんが居たらなぁ」とかも思うけど、実際にドラえもんがいたら物凄く助かるだろうし、楽しいだろうし、幸せかも知れないけど、ある時、ふと思うんですよ。

「ちょっと待てよ。ジャイアンやスネオたちを見てみろ。俺はドラえもんがいて、初めてあの人たちと対等なのに、あの人たちはドラえもん無しで、十分やっていけてる。俺は、なんて劣っている人間なんだ」ってことで、劣等感で生きていけなくなっちゃうと思うんですよ。

そう考えると、「俺にはドラえもんもスペアポケットも要らない」と思って(笑)そういう結論に達して。俺にはそういうところがあって。変に生ぬるい環境にいる自分に対して、突然、腹が立ってくるだとか、追い込まれてないと納得がいかない性分なんですよ。

野球部に中学・高校と入ってたけれども、野球も好きだし、体を動かすのも好きだからやってたっていうのもあるんですけど、野球をやりたいっていうより、野球部を辞めたくないって気持ちの方が強かったんですよ。

最初の入り口は、野球が好きで入部してるけど、途中で練習もキツイし、俺なんかヘタクソだし。元々が、そんなに野球が得意じゃないんですよ。無理して頑張ってるんですよ。もう辞めたいなって、他の帰宅部の人たちを見ると、楽しそうにしてるし。俺らの時なんか、水もまともに飲んじゃいけないような時代だったから。炭酸飲料を飲んじゃいけなかったんですよ。

それで、他のクラスメートとかは「学校終わったらどこ行く?」とか言って、炭酸飲料をガバガバ飲んでるんですよ。俺は炭酸飲料を飲めないし、練習が始まったら、水も飲めない。キツイ。毎日、時間も無いし休めない。

「もう辞めたいなぁ」って思うんですよ。なんでこんなことをやってんだろって思うけども、辞めなかったのは、辞めた自分を想像した時に、多分、学校の帰りに今の自分と同じような辞めてない生徒を見た時に、物凄い劣等感に襲われるだろうなって思って。そのことを考えるとゾッとして、辞められないなって。それだけでやってたんですよね。

どこかで、追い込まれたり、逆境に晒されてたりとか頑張ってる人を見ると、「今の俺は何をしてるんだ」って思っちゃうんです。だから、後輩と一緒にいる時も、たまに思ったりするんですね。

俺も若手時代、全然食っていけなくて。風呂なしに住んでましたから。そういう生活を今も、若手の人たちはやってたりするわけじゃないですか。後輩とご飯を食べて、「じゃあ、帰ろうか」って。夜も遅くなったし、タクシーで帰ろうかなって思って、後輩にどうするか訊いたら、「俺は電車あるんで、電車で帰ります」って言ったときに、「カッコイイ」って思っちゃうんです。「うわ、何なの俺」って思っちゃうんです。

俺はタクシーなどという、わざわざ駅に行って切符を買って、もしかしたら満員電車かもしれない、そんな状況が当たり前ですよ。自分も経験してきたし。そこから逃げようとしている俺は、なんて生ぬるいヤツなんだって。物凄い劣等感を感じるんです。

自分がある程度、食っていけるようになった時に、その時に付き合ってた彼女がいて。自分が全然仕事がなくて、もう風呂なしに住んでて、バイトをしながらお笑いをやってるって時から付き合ってた彼女なんですよ。その彼女が、昔の写真を何気なく「そういえば、こういう写真があった」って、見せてくれたんですよ。デジカメかなんかに入ってた。

それがまさに、当時の20代前半のときの写真だったんですね。それを見たのは、ある程度、食えるようになってからですよ。それで風呂トイレ別のところに引っ越して、一応、バイトなしでも生活はやっていけるようになってから見たんですけど、その写真が、風呂なし・エアコンもないようなところで、風呂にも入ってないから、髪の毛ベッタベタですよ。

今はノートパソコンでネタを書いてるけど、当時、ノートパソコンなんか買うお金もないし、先輩から貰ったワープロでネタ書いて。感熱紙を入れてプリントアウトして、みたいな。そのでっかいワープロの前で、風呂なしのボロボロのアパートで、髪の毛ベタベタでワープロを打ちながら、彼女に「写真撮るからこっち見て」って言われた時のドロッドロの表情で撮られた写真なんですよ。

その写真なんですけど、めちゃめちゃカッコイイなぁって思ったんです。それを見たとき、愕然としたんです。「なんだ俺は」と。何を風呂に入っているんだ、何を甘えてるんだ、と。

そのときには、ライブもそれこそある程度ちゃんとした会場でやれるようになって。200人くらいは入るところで、チケットもちゃんと完売するようになり、テレビでもそこそこネタをやらせてもらえるようになって。

でも、その食えない時代は、お客さんも全然入らないし、チケットなんかも友達とかに電話して誘ってって状況ですよ。でも、ただ笑って欲しくてやってた。でも、今、俺はなんて浮ついた人間なんだって思って。当時の写真のことは、今でも思い出すんですよ。

今は、色んなところで告知するわけでもなく、ちゃんとお客さんにも入っていただいて、舞台監督さんにもついていただいて。それで後輩の人たちも手伝いできてもらって。当時は、自分たちで全部やって。会場選びも自分でやって。今の俺は、クズだなって思って(笑)

小さいキャパ100人くらいのところでやらなきゃダメだなって思って。何を今、俺はテレビに出てんだ、と(笑)何を今日も、湾岸スタジオとかあんな立派なところで番組収録をやらせてもらって、なんだったら帰りのエレベーターでスタッフさんが「次回の収録、よろしくお願いします」みたいな感じで見送っていただいて。

今日なんか、スタイリストさんがちゃんと衣装を持ってきてくれるんです。当時は、どこに行くにも、色んな衣装を全部自分の家に保管してあって、フリップも全部用意してたんですよ。たまに、そういう若手芸人たちと会うと、衣装も全部自分で持っていって。めっちゃカッコイイなぁって思うんです。

昔から、そういう勝負があって。恵まれたところにいると、そんな自分が許せなくなっちゃうんですよ。ただ、10年前に戻りたいかって言われたら、絶対にイヤですけどね(笑)

風呂なしとか絶対にイヤだし(笑)「本当に戻る?」って訊かれたら、「NO!」って言うけどね(笑)矛盾してるけど。初心忘れるべからずってことなんですけど、本当に10年前に戻りたいかった言われたら、絶対にイヤですけどね(笑)

今が良い!もっと頑張りたい、もっと売れたい!(笑)

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