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有吉弘行、簡単に芸人を目指す人が増えている現状に警告「迂闊すぎる」
2014.04.15 (Tue)
2014年04月13日放送のJFN系列のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(毎週日曜日 20:00 - 21:55)にて、お笑い芸人・有吉弘行が、簡単に芸人を目指す人々が増えている現状について、警告していた。
お前なんかもう死んでいる プロ一発屋に学ぶ「生き残りの法則50」

有吉弘行(以下、有吉):俺と(マシンガンズ)西堀は、偶然、同級生、同じ年齢でしょ?
マシンガンズ・西堀亮(以下、西堀):あぁ、はい。
有吉:いわゆる40になる年齢ですよね。
西堀:はい。
有吉:俺が30歳の時には、ほとんど仕事がないような状態。「これは(芸人)辞めなきゃいけないかな」って思って。貯金も底をつくし。
西堀:うん。
有吉:「辞めなきゃいけないなぁ」って思ってたのが30歳。
西堀:はい。
有吉:それがお前の場合、もっと深刻なわけじゃん。40歳でその状態を迎えてるわけだから。
西堀:10年経ってますからね、そこから。
有吉:どうなの?(笑)
西堀:これがね…不思議に、心境として澄み渡るような静けさなんですよ。湖畔のような。
有吉:悟りだな(笑)
西堀:悟りですね。30歳前半ですよね。30前半で、「もう無理だ」って思うじゃないですか。
有吉:うん。
西堀:30歳前半で、ちょこっと仕事入ったんですよ。
有吉:それは『オンバト(爆笑オンエアバトル)』とか?
西堀:『レッドカーペット』とか、『エンタの神様』ですね。30歳後半で、完全な下り坂じゃないですか。
有吉:うん。
西堀:今、下り坂、底に着いたんですよね。「あれ?意外に焦ってないな」って。
有吉:ふふ(笑)どうなんだろうな?気持ち、分からないでもない(笑)
西堀:30歳で焦る人は、「30だと、まだ取り返しつく」って思ってるんですよ。
有吉:そうだな、人生がな。
西堀:僕みたいに、40歳までお笑いしかやってないと、他の仕事も当然できないわけですよ。
有吉:そうだね。
西堀:そうすると、今、この状況で、まともに働いたところで、凄くツライんですよ。
有吉:どっちにしろツライんだな?
西堀:どっちにしろツライ。「ならば、やり慣れてる"ツライ"を続けよう」って思って。
有吉:そうなるよなぁ。
西堀:周りにも同じようなのいるから、麻痺するんですよね。インスタントジョンソンいたり、飛び石連休いたりするから。
有吉:年上だもんな。
西堀:エルシャラカーニいたり。その辺をみると、麻痺するんですよ。
有吉:そうだよな。平均年齢、上がってるもんな。今の40歳が、昔でいう30歳くらいだろうな。
西堀:ですね。
有吉:そうか…あと、奥さんもいるだろ?奥さん、働いてるんだろ?
西堀:はい、奥さん働いてますね。
有吉:だから、最低限のことはやってくれるってことでしょ?
西堀:最低限ですけど。
有吉:お前が一切働かないで、やっていけるの?お金の面で。
西堀:なんとかやっていけるんじゃないですかね。
有吉:そこもあるよな。
西堀:そこもあるんですかね?
有吉:どうしたもんかね。「辞める」って選択は無いもんな?
西堀:いや、辞めないですね。また楽しいんですよ。
有吉:楽しいのは、楽しいよな。
西堀:ねぇ。
有吉:でも、この世界が楽しいって言ってんのにさ、1週間仕事無かったら、この世界にいないのと一緒だぜ?
西堀:でも、たまにくる仕事が楽しいんですよね(笑)張り切ってやっちゃう(笑)
有吉:ふふ(笑)張り切るから、また空回るしなぁ(笑)
西堀:それでまた、休むわけじゃないですか(笑)
有吉:そうだな。難しいところだな。このラジオがあって良かったな。1ヶ月だけだけどな。
西堀:そうですね。
有吉:30歳の時が、相当辛かったから。
西堀:辛かったでしょうね。
有吉:そう思うと、「40歳でこの状況(マシンガンズ・西堀と同じ状況)か」って思うと、自分のこととして考えたら、「どうしようかな」って思って。もう、万引きでもしちゃうんじゃないかって。
西堀:そのトーンで話すのやめてくださいよ(笑)俺、相談しにきてないですから(笑)
有吉:今日、昼間に『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系 毎週日 14:00 - 14:55)って番組で、芸人を目指してる人たちの番組やってて。会社社長だった男の子がいるんだけどね。年商で8,000万円、年収で言うと2,000万円ちょっと。
西堀:凄い。
有吉:稼いでた人が辞めて、吉本NSCに入って芸人目指してるの。
西堀:はい。
有吉:収入ないから、マンション売って。子供3人いてさ…奥さんも辛くて泣いてるの。社長夫人だったのに、今は普通にバイトしてんの。
西堀:凄い変わりますね、状況が。
有吉:それでその男の子が、保険料とかも滞納してるから。奥さんに頼まれて、早朝のトラックの配送のバイトとか始めてるんだけど、「お笑い芸人の仲間と合コンする」って言って、お酒も飲んじゃってるから、その仕事、サボったりしてんの。
西堀:ふふ(笑)
有吉:奥さんいるのに、合コンに行って。奥さんも泣いてんの。それさぁ…
西堀:大変ですね(笑)
有吉:そんな人でも売れる可能性あるからね。この世界、本当に面白ければ売れるから。
西堀:うん。
有吉:だけどさぁ、それダメでしょ。
西堀:どうしたんだよって(笑)
有吉:奥さん、あんなに泣かせてさ。
西堀:いやぁ、そうですよ。
有吉:なんかさぁ、真剣にやるのは大事だけど、会社社長を辞めずに続けられたんじゃない?とか。
西堀:それは思いますよね。
有吉:会社社長なら、融通効くだろって。
西堀:そうですよね。社長であればね。ちょっと自分とは違うなって思うのが、年収2,000万円あったり、凄い良い大学出てる人もお笑いやるじゃないですか。
有吉:やるな。
西堀:それはね、俺から見ても凄いなぁって思うんですよ。たとえば、THE GEESE(ザ・ギース)ってコンビあるじゃないですか。THE GEESEのツッコミ・高佐(一慈)って、高校、函館ラ・サール高校なんですよ。函館ラ・サールから、早稲田に行って。
有吉:うん。
西堀:それで就職せずにお笑い始めるわけじゃないですか。その思いたるや、凄いって思うんですよね。
有吉:いやぁ…そのことで、(お笑いへの)思いのことを言われたくはないね。
西堀:俺は普通の高校出て始めたんで、それより大変な気がしません?
有吉:大変じゃないよ。だって、保険があるんだもん。大卒だもん。若いウチだったら、すぐに色んなことやり直せるもん。だから、高学歴でお笑いやったダメだって。
西堀:はっはっは(笑)
有吉:やっぱ高卒よ。
西堀:はい。
有吉:大学でも、落研だね。落研なら良いよ。
西堀:なんでだよ(笑)
有吉:落研、バカそうだから(笑)
西堀:落研、楽しそうですね(笑)
有吉:だから…別にね、良いんだよ。お笑いを目指してくれりゃ良いし。楽しい仕事よ?
西堀:はい。
有吉:でもさ、よく考えてからで良いんじゃない?って思うね。なんでもかんでも、ちょっと入ってこなくても。
西堀:ふふ(笑)大人ですね(笑)
有吉:さすがに、今日のドキュメント観てたり、西堀の現状を見てるとさぁ、あまりにも迂闊に入って来すぎだぞっていうね。
西堀:はっはっはっ(笑)
有吉:迂闊だよ。
西堀:俺、迂闊に入ってこれだけ続けられれば、もう良いでしょう。
有吉:お前は良いよ。迂闊に入って、続くヤツはいるけど、今日のドキュメント観てたら、可哀想だもん。何が幸せかは分からないけどね。
西堀:まぁね。
有吉:どうなるか分からないけど、今日の状況では辛そうだったなぁ。
西堀:もし自分に自信があって、「俺は面白い」って思ってたら、それを抑えることってできないんでしょうね。発表したいんでしょうね。
有吉:だけどさぁ、それが迂闊よ。自信過剰。
西堀:きっと、社長だからみんな笑ってるところありましたよね(笑)
有吉:そうだよ。社長なんて、持ち上げられるんだから。俺らなんか、社長がなんか言ったら、大爆笑するもんな(笑)
西堀:手を叩きまくりますよね(笑)
有吉:ホントだよ。…凄いなぁって思った。
西堀:あのシリーズ、芸人多いですよ。
有吉:生まれ変わって、高校3年生になって、お笑いとそうじゃない道2つ選べたら、どうする?
西堀:お笑い、やるわけないじゃないですか(笑)
有吉:はっはっはっ(笑)
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マシンガンズ・西堀亮(以下、西堀):あぁ、はい。
有吉:いわゆる40になる年齢ですよね。
西堀:はい。
有吉:俺が30歳の時には、ほとんど仕事がないような状態。「これは(芸人)辞めなきゃいけないかな」って思って。貯金も底をつくし。
西堀:うん。
有吉:「辞めなきゃいけないなぁ」って思ってたのが30歳。
西堀:はい。
有吉:それがお前の場合、もっと深刻なわけじゃん。40歳でその状態を迎えてるわけだから。
西堀:10年経ってますからね、そこから。
有吉:どうなの?(笑)
西堀:これがね…不思議に、心境として澄み渡るような静けさなんですよ。湖畔のような。
有吉:悟りだな(笑)
西堀:悟りですね。30歳前半ですよね。30前半で、「もう無理だ」って思うじゃないですか。
有吉:うん。
西堀:30歳前半で、ちょこっと仕事入ったんですよ。
有吉:それは『オンバト(爆笑オンエアバトル)』とか?
西堀:『レッドカーペット』とか、『エンタの神様』ですね。30歳後半で、完全な下り坂じゃないですか。
有吉:うん。
西堀:今、下り坂、底に着いたんですよね。「あれ?意外に焦ってないな」って。
有吉:ふふ(笑)どうなんだろうな?気持ち、分からないでもない(笑)
西堀:30歳で焦る人は、「30だと、まだ取り返しつく」って思ってるんですよ。
有吉:そうだな、人生がな。
西堀:僕みたいに、40歳までお笑いしかやってないと、他の仕事も当然できないわけですよ。
有吉:そうだね。
西堀:そうすると、今、この状況で、まともに働いたところで、凄くツライんですよ。
有吉:どっちにしろツライんだな?
西堀:どっちにしろツライ。「ならば、やり慣れてる"ツライ"を続けよう」って思って。
有吉:そうなるよなぁ。
西堀:周りにも同じようなのいるから、麻痺するんですよね。インスタントジョンソンいたり、飛び石連休いたりするから。
有吉:年上だもんな。
西堀:エルシャラカーニいたり。その辺をみると、麻痺するんですよ。
有吉:そうだよな。平均年齢、上がってるもんな。今の40歳が、昔でいう30歳くらいだろうな。
西堀:ですね。
有吉:そうか…あと、奥さんもいるだろ?奥さん、働いてるんだろ?
西堀:はい、奥さん働いてますね。
有吉:だから、最低限のことはやってくれるってことでしょ?
西堀:最低限ですけど。
有吉:お前が一切働かないで、やっていけるの?お金の面で。
西堀:なんとかやっていけるんじゃないですかね。
有吉:そこもあるよな。
西堀:そこもあるんですかね?
有吉:どうしたもんかね。「辞める」って選択は無いもんな?
西堀:いや、辞めないですね。また楽しいんですよ。
有吉:楽しいのは、楽しいよな。
西堀:ねぇ。
有吉:でも、この世界が楽しいって言ってんのにさ、1週間仕事無かったら、この世界にいないのと一緒だぜ?
西堀:でも、たまにくる仕事が楽しいんですよね(笑)張り切ってやっちゃう(笑)
有吉:ふふ(笑)張り切るから、また空回るしなぁ(笑)
西堀:それでまた、休むわけじゃないですか(笑)
有吉:そうだな。難しいところだな。このラジオがあって良かったな。1ヶ月だけだけどな。
西堀:そうですね。
有吉:30歳の時が、相当辛かったから。
西堀:辛かったでしょうね。
有吉:そう思うと、「40歳でこの状況(マシンガンズ・西堀と同じ状況)か」って思うと、自分のこととして考えたら、「どうしようかな」って思って。もう、万引きでもしちゃうんじゃないかって。
西堀:そのトーンで話すのやめてくださいよ(笑)俺、相談しにきてないですから(笑)
有吉:今日、昼間に『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系 毎週日 14:00 - 14:55)って番組で、芸人を目指してる人たちの番組やってて。会社社長だった男の子がいるんだけどね。年商で8,000万円、年収で言うと2,000万円ちょっと。
西堀:凄い。
有吉:稼いでた人が辞めて、吉本NSCに入って芸人目指してるの。
西堀:はい。
有吉:収入ないから、マンション売って。子供3人いてさ…奥さんも辛くて泣いてるの。社長夫人だったのに、今は普通にバイトしてんの。
西堀:凄い変わりますね、状況が。
有吉:それでその男の子が、保険料とかも滞納してるから。奥さんに頼まれて、早朝のトラックの配送のバイトとか始めてるんだけど、「お笑い芸人の仲間と合コンする」って言って、お酒も飲んじゃってるから、その仕事、サボったりしてんの。
西堀:ふふ(笑)
有吉:奥さんいるのに、合コンに行って。奥さんも泣いてんの。それさぁ…
西堀:大変ですね(笑)
有吉:そんな人でも売れる可能性あるからね。この世界、本当に面白ければ売れるから。
西堀:うん。
有吉:だけどさぁ、それダメでしょ。
西堀:どうしたんだよって(笑)
有吉:奥さん、あんなに泣かせてさ。
西堀:いやぁ、そうですよ。
有吉:なんかさぁ、真剣にやるのは大事だけど、会社社長を辞めずに続けられたんじゃない?とか。
西堀:それは思いますよね。
有吉:会社社長なら、融通効くだろって。
西堀:そうですよね。社長であればね。ちょっと自分とは違うなって思うのが、年収2,000万円あったり、凄い良い大学出てる人もお笑いやるじゃないですか。
有吉:やるな。
西堀:それはね、俺から見ても凄いなぁって思うんですよ。たとえば、THE GEESE(ザ・ギース)ってコンビあるじゃないですか。THE GEESEのツッコミ・高佐(一慈)って、高校、函館ラ・サール高校なんですよ。函館ラ・サールから、早稲田に行って。
有吉:うん。
西堀:それで就職せずにお笑い始めるわけじゃないですか。その思いたるや、凄いって思うんですよね。
有吉:いやぁ…そのことで、(お笑いへの)思いのことを言われたくはないね。
西堀:俺は普通の高校出て始めたんで、それより大変な気がしません?
有吉:大変じゃないよ。だって、保険があるんだもん。大卒だもん。若いウチだったら、すぐに色んなことやり直せるもん。だから、高学歴でお笑いやったダメだって。
西堀:はっはっは(笑)
有吉:やっぱ高卒よ。
西堀:はい。
有吉:大学でも、落研だね。落研なら良いよ。
西堀:なんでだよ(笑)
有吉:落研、バカそうだから(笑)
西堀:落研、楽しそうですね(笑)
有吉:だから…別にね、良いんだよ。お笑いを目指してくれりゃ良いし。楽しい仕事よ?
西堀:はい。
有吉:でもさ、よく考えてからで良いんじゃない?って思うね。なんでもかんでも、ちょっと入ってこなくても。
西堀:ふふ(笑)大人ですね(笑)
有吉:さすがに、今日のドキュメント観てたり、西堀の現状を見てるとさぁ、あまりにも迂闊に入って来すぎだぞっていうね。
西堀:はっはっはっ(笑)
有吉:迂闊だよ。
西堀:俺、迂闊に入ってこれだけ続けられれば、もう良いでしょう。
有吉:お前は良いよ。迂闊に入って、続くヤツはいるけど、今日のドキュメント観てたら、可哀想だもん。何が幸せかは分からないけどね。
西堀:まぁね。
有吉:どうなるか分からないけど、今日の状況では辛そうだったなぁ。
西堀:もし自分に自信があって、「俺は面白い」って思ってたら、それを抑えることってできないんでしょうね。発表したいんでしょうね。
有吉:だけどさぁ、それが迂闊よ。自信過剰。
西堀:きっと、社長だからみんな笑ってるところありましたよね(笑)
有吉:そうだよ。社長なんて、持ち上げられるんだから。俺らなんか、社長がなんか言ったら、大爆笑するもんな(笑)
西堀:手を叩きまくりますよね(笑)
有吉:ホントだよ。…凄いなぁって思った。
西堀:あのシリーズ、芸人多いですよ。
有吉:生まれ変わって、高校3年生になって、お笑いとそうじゃない道2つ選べたら、どうする?
西堀:お笑い、やるわけないじゃないですか(笑)
有吉:はっはっはっ(笑)
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