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小島慶子「コミュニケーション能力は、マニュアルでは培えない」

2013.08.01 (Thu)
2013年07月31日放送の「小島慶子のオールナイトニッポンGOLD」にて、コミュニケーション能力の高い人というのはどういう人か、コミュニケーション能力の獲得方法について語っていた。失敗礼賛

小島慶子「私、実は新しい本を出すので紹介します。KKベストセラーズから『失敗礼賛』という本なんですけどね。副題が、『不安と生きるコミュニケーション術』で。"術"ってほどじゃないんですけど、タイトルっぽくすると、こうなるんですけどね」

「これね、どうしてこの本を出すことになったかというと、KKベストセラーズの方が私のところにきてですね、『小島慶子さんで本を出したいんですけど、色んな人に色んなことを伝授する本は出せませんか?』っておっしゃったので、コツを伝授できるほど、世渡りは上手くなかったので、コツは伝授できないが、人からみて失敗だと思われるようなことはいっぱいしてきたので、その話はできます、ってところから始まって」

「私、人から見て失敗であることが、自分にとってあんまり失敗じゃないんですね。そこがいつもズレてるなぁって思って。『スゴイ大失敗しちゃったねぇ』って言われたり、いかにも凹んでるんだろうねぇって言われても、『これは人から見て大失敗なのか…そうとも思ってないんだけどなぁ』ってことが、いくつかあるんですよ」

「たとえば、人と怒らせちゃうとか。話をしてて、たとえば相手と自分が初対面で、上手くコミュニケーションがとれなくて怒らせちゃうこともあれば、相手がここがこういう場だと思ってるのと、こっちが思ってる場の想定がズレているが故に怒らせちゃう、とかね。人と人って、そういうことありますよね」

「大失敗だと思って、凄く落ち込んで自分を責めたり、相手を恨んだりってことをね、やってると生きていけないでしょ?それで、怒るってことは、謝らなきゃいけないわけだから、もしくは誤解だったらそれを誤解ですって説明しなきゃいけないことだから、私は割りとそういう時に、普段よりも一段深いコミュニケーションのチャンスをもらったって考えるんです。謝ることも含めて」

「だから、『あぁ、失敗した。もう駄目だ』っていうよりも、『スゴイ大喜利がやってきた、どうしよう』って。謝るべきところはどこかなぁ、誤解はどこかなぁ、とか。それはどんな言い方で、どんなタイミングで言うと上手くいくかなぁ、とか。一生懸命考える、いい勉強になるなぁって思うことが多かったです、今までで」

「生真面目な人ほど、人を怒らせたり、自分が言おうと思ってることが上手く伝わらなかったりすると、悩むし。自分を責めるし。だんだん人嫌いになったり、苦手意識が強くなっていくじゃない?」

「今は、なんでもかんでもコミュニケーション能力が大切でって言われるじゃない?就活でも婚活でも。コミュニケーション能力の高い人になりましょうって。『人を怒らせたり、言いたいことが上手く伝わらなかったから、自分はコミュニケーション能力が低いんだなぁ、ダメ人間だなぁ』って思うじゃない?でも、思わなくていいんですよ。それは失敗じゃないんですよ」

「人から失敗だって、100回バツを付けられても、失敗だって思わなくて良いです。むしろ、そういうことの中で、『人って、思うようにならないんだなぁ』とか、上手く分かり合えないときには、相手と自分は何が違ってるんだろうって、相手と自分をよく見比べた上で、どんな言葉だったら共有できるんだろうって、相手のことを想像したり、自分の心の動きを客観的に見たりすることができるチャンスなので、むしろそれによって学びが深まっていくものだと思うんですね」

「マニュアル本、100冊読んだら、一個も失敗せずにコミュニケーション能力の高い会話の達人になれると思ったら間違いで。みんな満身創痍で忘れたい過去をいくつも持ちながら、だんだんと生きづらさが無くなっていくっていう思いを少しずつ重ねて大人になっていくものじゃないかと思います」

「それが豊かなことだし、そういう気持ちを知ってる人は、他人が何かに言いよどんだり、間違ったり、あるいは自分が怒らせるようなことを言った時にも、どこかに共感が持てると思うんですね。凄く失礼な人だけど、『こういうことで、こんな言い方になっちゃったのかなぁ』っていう、相手に対するたくさんの共感ポイントを持てると思うので、それが豊かなことかなって思います」

「コミュニケーション能力って、如才なく気の利いたことを言って一発目から正解を出して、○をもらうことがコミュニケーションの高い人って思われがちだけど、私はそうは考えてなくて」

「目の前に誰かが現れたら、それは必ず自分と違う人ですよね。親でも、子供でも、恋人でも。100回セックスした相手でも、目の前に人がいたら、絶対にその人は自分と違う人だから、相手と自分が、どう違ってるんだろう?って。昨日のこの人と、今日のこの人は、どう違ってるんだろうかって。部屋で会うこの人と、外で会うこの人はどう違ってるんだろうか。自分とこの人が、どう違ってるんだろうかってことを、一生懸命想像して、探りながら、その中で同じことで笑ったり、同じことで共感できたり。そういうポイントをどこかに持てるんじゃないかってことを、その希望を捨てずにいることが、コミュニケーション能力の源だと思ってるんですね」

「だから、失敗するのも当たり前だし、むしろ、失敗することでその能力は磨かれるし、様々な味わいを人生にもたらしてくれるものだと思ってます」

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タグ : 小島慶子,コミュニケーション,

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