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爆笑問題・太田が語る「名優・橋爪功の演技の凄さ」

2013.04.17 (Wed)
2013年04月16日放送の「爆笑問題カーボーイ」にて、橋爪功の演技について語られていた。

実は演技が上手い太田光

東京家族 DVD田中「太田さんの芝居、めちゃめちゃ上手いじゃないですか」

太田「めちゃめちゃ上手い」

田中「これね、ホントなんだよ。でも、世の中の人は多分、ドラマとかやらないからそう思ってる人少ないと思うんですけど、おそらく、日本でもこんなに上手い人は滅多にいないですよ、実は」

太田「そういうこと、もっと言えよ」

田中「ふふ(笑)でも、そういうこと俺が言っても、わかってくれないじゃん。説得力ないから。『あぁ、太田に言わされてるんだろう』とか」

太田「『私が全部悪いんです~衝動買いしちゃったんです~』みたいなことになっちゃうね(笑)」

田中「ワイドスクランブルでの、オセロ中島のセリフはいいんですよ(笑)それは関係ないんですよ」

太田「『私が一緒に住もうって言ったんです』みたいな。庇ってんだなぁ、みたいな誤解をされるってことだろ?」

田中「ホントにそう思われるから。俺は逆に、ドラマでもなんでもやれば良いって思ってんだよ。そうすればビックリするじゃん」

太田「他人の書いた本なんかで出来ませんよ」

田中「そういうこと言いだすからね(笑)でも、先入観ってあるからね。『太田さん、運動神経ゼロでしょ?』って言うやつと同じ。演技なんかできないって思ってるから」

太田「うん」

田中「同業者とかでもそう思うわけ、きっと」

太田「うん」

田中「それは俺もイヤだから。『鼻を明かしてやれよ』って思うときがある(笑)ヒッチコックのプロモーション映像撮った時があったろ?あの時のお前の演出、超上手いだろ。あれを見せてくれれば(笑)」

太田「ふふ(笑)」

田中「超上手いから。『こうやるんだよ』って、教えてくれるから。それが『なるほど』って演技なんだよ。それを分かってないね。世の中はそこを分かってないね」

太田「そこを世の中に見せたいとは思ってないですから。『(演技)上手い』なんて思われた時点で、役者として負けですから」

田中「そんなことないでしょ(笑)」

太田「いやいや、そりゃそうですよ」

田中「上手いか下手か忘れるくらい自然ってことね?」

さらに、以下のように語っていた。

落語における演技とドラマ/映画での演技の違い

太田「この間、ダスティン・ホフマンと対談したとき、『ロバート・デ・ニーロはクサイよね』って言ったんです」

田中「うん。でも、世界で一番上手い役者って言われてるでしょ?」

太田「一番上手い。でも、僕の捉え方としては、ロバート・デ・ニーロの演技っていうのはね、あの人は落語家になった方が良い」

田中「うん?」

太田「あの人は、落語家になったら相当な名人になりますよ自分の芸を見せればいいんだから。談志師匠がそうですから。あんな上手い人、いないでしょ?」

田中「談志師匠の演技の巧さって、なんなのって思うよね。女だろうが子供だろうが…」

太田「なんだって出来るんですから」

田中「全部出来て、スゴイよね」

太田「あれが芸ですよ。談志師匠はスゴイ落語家だから、世間的にも分かってるんですよ。だけど、それが落語の場合はピンで芸を見せるって場所だから、そういうもんだから良いんです」

田中「はい」

太田「映画は共同作業ですから。そこで、ロバート・デ・ニーロ上手いなぁって思わせちゃったら、その時点でダメなんですよ」

田中「作品としては。バランスが悪くなるってこと?」

太田「そうです。映画の芝居っていうのは、そこを見せないようにしないと」

橋爪功の演技とは

田中「橋爪功さんは、すごいですよね。太田さんが大好きな」

太田「橋爪さんは上手いですよ」

田中「俺が初めて認識したのが、『マルサの女』なの。銀行員の役で。その時、知らなかったから、橋爪功って役者のことを」

太田「本物(の銀行員)かと思ったでしょ?」

田中「見て、その時『なんでここだけ本物使ってんだろ?』みたいなのを薄く思ったの。でも、そんなのちょっとした役だし、ちょっとした疑問だったから、ストーリーに夢中になってるから、終わって、そのことは忘れてたの」

太田「うん」

田中「あとで、『橋爪功出てたろ?』って太田さんに言われて、『誰?』って。『あの銀行員の役の』って言われて、あぁ!って。『あれ、本物の銀行員じゃないの?』って本当に言ったんだから」

太田「あの人は、今もバイプレーヤーもやるし、主役もやりますけど。ああいう役どころで当時、出てて。だけど、あの頃に『演劇集団 円』っていう仲谷昇さん、橋爪功さんと。元々は岸田今日子さんがやってましたけど」

田中「うん」

太田「その『演劇集団 円』が、岸田今日子さんが抜けて、仲谷昇さんと橋爪功さんがメインで。ほぼ橋爪功さんがメインで、新宿のテントでやってたんですよ。その頃、僕は毎回、観に行ってたんですよ」

田中「はい」

太田「その時の橋爪功さんは、『どうだ、見てみろ』って演技で。舞台演劇ですから、芸の限りを見せられるわけですよ。ましてや、主役ですから」

田中「うん、うん」

太田「チェーホフ、シェイクスピア。古典をやらせて、『ああ!』って思わせるんですよ。要するに、シェイクスピアの芝居って、大げさな感じになるでしょ?劇団四季みたくなっちゃうでしょ?」

田中「うん」

太田「『しんぱいないさ~』って、バカげた芝居になっちゃうでしょ?」

田中「バカげてはないけどさ」

太田「アレはしょうがないんだろなって思ってたんですよ。外人の役をやってるから、アレは仕方ないことだなって思ってたんですよ」

田中「うん、うん」

太田「橋爪さんの演技を観たら、全く違いましたよ。『この喋り方、普段もするもんね』って演技なんですよ。セリフ、一個も変えないんですよ。シェイクスピアですからね」

田中「うん、うん」

太田「変えないんですよ。チェーホフの『かもめ』の冒頭で出てきて、『まったく分からない…』って低いトーンで始まるんですよ。『これ、チェーホフだよね?』ってトーンで」

田中「あぁ、そうかぁ」

太田「そっから入って、新古典の雰囲気に持っていくんですよ。貴族の話だったりしますからね」

田中「周りは?」

太田「周りはもうちょっとオーバーにやってますけど。橋爪さんの芝居があまりにもリアリティがあるもんだから、そっちに引きづられていく感じですよ。『チェーホフ、シェイクスピアも、こうやって芝居をすれば良いんだ』って」

田中「ふぅん」

太田「ごくごく普通の言い回しができるんだな、この台本でって」

田中「うん」

太田「あの時の『演劇集団 円』を観に行った客っていうのは、とにかく橋爪功さんを観に行ってましたから」

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