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伊集院光、漫画『デビルマン』の急展開はアニメ放送終了に伴う打ち切り決定で行われたと語る「主要キャラをブチ殺し…」

2018.02.27 (Tue)
2018年2月26日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、漫画家・永井豪との対談の中での話で、漫画『デビルマン』の急展開はアニメ放送終了に伴う打ち切り決定で行われたと語っていた。

伊集院光の今週末この映画を借りて観よう vol.1
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伊集院光:今週、衝撃的だったのは、先週の放送に遡るけど、先週の放送で漫画家・永井豪先生に会うよっていう話をしてて。で、基本的『デビルマン』とか『マジンガーZ』の話、最新作の映画の話とか、それ描いた頃の話しようか、と。

で、おそらく『けっこう仮面』とか『へんちんポコイダー』とかの話はできねえんじゃねえかなっていう話を、先週のこのラジオでしてたんだけど。一応、『けっこう仮面』まではブッ込んできました、朝の番組ですけども。

で、永井豪先生と話したのが、難結構面白いし。えらい刺さったんだけど。なんつったらいいのかな。『デビルマン』の連載当時、ひどい話になるわけですよ。で、これネタバレ含むなんでなんともですけど。



デビルマンが…最初「こういうの描きませんか?」みたいな話がきたき、「悪魔モノ描きませんか?」って言われて、で、本人あんま乗り気じゃないけど、「じゃあ悪魔モノのリクエストがあるなら、それ描こうか」となると。

でいて、最初のデビルマンで、悪魔なんだけれども、ヒーローだったりみたいな原案を考えて、絵も考えたところで、「アニメのゴーサインが出ました」と。で、アニメのゴーサインが出たときに、「子ども向けのアニメにするから、パンツを穿かせてくれ」って言われて、でいてパンツ穿いた感じにしたり、子供向けに向けての修正みたいなことをするんだ。

でいて、「連載漫画誌の方は少年マガジンです」っていう風になって。少年マガジンは割とポジション的に「少年」って書いてはいるものの、青年向けで、割とその大学生とかも読んでいるっていう感じの漫画だったから、パンツ穿いてる感じのデビルマンは無理だろうってなって。

元々の下半身のすごい剛毛な、どこからが毛で、どこからがタイツかよくわかんねぇような、あの感じの悪魔の絵に戻す、みたいな作業をやるの。そしたら、自分の中でそれが
乗って来て、かなりストーリーを広大にし始めたところで、アニメが終わる、と。で、アニメが終わるってことは、少年マガジンも続かないって話になるんで。

でいて、そこで思いついたのが、「いいな」と思うのは、よく言う「今はコンプライアンスが強すぎて面白いもんができない」とか。もっと言えば、「商業的な制約を守ったら、芸術的な作品は生まれない」みたいな考え方ってあるじゃん。そういうのじゃ全然ねぇなって思ったのは、パンツ穿かせたり、戻したりとか全部やってるわけ。ちゃんとやってるわけ。

でいて、勝手にこっちが壮大に広げたところで、打ち切りも決まるわけ。アニメのほうの打ち切りは決まっても、青年誌である漫画の方は壮大にできると思ったら、そっち側の方もついでに打ち切りですって言われる。

そこでまず、昔のデビルマン見たことある人はわかると思うんだけど、ある日突然ね、単行本出るじゃん。単行本をめくると、急に真っ黒なバッグにデビルマンがいて、でそこにその主人公の一人、デビルマンになる人とは違うんだけども、その主人公の一人が、見開きのページに、こっち側を見てて、読者を見てて、「読者諸君」って、急に。

急に、「読書諸君、今まで話を聞いたりくれてありがとう。ついてはこの先、とんでもない話になるよ。ついてけるかどうかわからないよ。今までは、マンガの世界の話だと思ったかもしれないけれども、みんなの周りに悪魔がうごめいてたりとか、人々の心がおかしくなっていくみたいな話は、君の周りの話だよ。そういうつもりで読みたまえ」みたいなことを急に言われるの。

「何?これ」と思うわけ(笑)急にとんでもないことされた感じ。「うそーん」ってなるわけ、なんか。「どうした?どうした?」って。なんかマンガの中に、入れられた感みたいのが出るんだけど。

それは、急にあと何ヶ月で打ち切りって言われたから。壮大にしてた話を、急展開しなきゃいけないっていうんで。その中で出てきた、「前回までのあらすじ」みたいなのちょっとダセェなと思って、無理矢理やったやつらしいんだよね。

さらには、「そうだ」っつって、「主要な主人公をブチ殺したかった」と。「残酷な形でぶち殺したい」っていうことも、今まで何度も考えたけど、それは割と許されない。長い連載をやっていると、そういうそこまでファンの人の期待を裏切っちゃうことに対して、抗議がいっぱい来たりとかして、もう読んでもらえなくなったりとかするから。やっちゃいけないことなんだけど、「打ち切り決まってんならいいじゃん」つって、ぶち殺し始めるらしいの。その主要なキャラクターたちを。

なんかそれ、ちょっと凄くない?僕の中では、その制約は全部も仕方がないって受け入れるのと、それでもその中でやって良いことの中で、人がやったことのないやつとか。今だからこそできる、やっちゃいけないことみたいのをやっちゃう、みたいな。


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タグ : 伊集院光,デビルマン,

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