世界は数字で出来ている

2016年10月31日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、フリーキャスターの久米宏が日本シリーズのチケットを求め、「解説者席なら」と提示されたというエピソードに驚いたと語っていた。

伊集院光の今週末この映画を借りて観よう vol.1


伊集院光：自分が(日本シリーズ観戦に)行けるのは、昼間のラジオがないとき。あと、1戦、2戦は、「コネクション」って言った方がカッコイイけど、土下座して、知らない人の靴をペロペロ舐めることって、「コネクション」って言い方でいいの？

俺のコネクションで押さえられるチケットっていうのが、もう1・2戦は全然無理で。これも別に招待してくれっていうんじゃなくて、「なんとか買うことはできませんか？」って感じなの。それももう、いっぱいで無理なの。

なんとかなりそうなのは、始まる時点で、「あるかどうか分からない、6戦目でどこでも良いっていうんなら、なんとかしましょう」っていうコネクションが。「もう、靴がベトベトになるから、なんとかします」って(笑)

「僕の硬球革靴がダメになっちゃうから。もう舐めないで」って(笑)「これ以上舐めたら…ふやけちゃったから」って。「アブドーラザブッチャーからもらったブーツが」って(笑)「日頃履きにしてんの？前がクルクルってなってるヤツを、日頃履いてんの？」っていう。
「右のブッチャーのブーツも、左のスティーブ・マックイーンからもらったウェスタンブーツもベタベタになっちゃったから」って(笑)お前、何をやってる人なの？力はありそうだけど。

第6戦のチケットだったら、なんとかします、と。こっちも複雑なのは、始まる前の段階で、「6戦、あれ」っていうのは、自分の贔屓の日本ハムに、何敗かはしろよってことじゃん。ストレートで4戦しちゃえば、6戦目はないわけだから。

「2敗しろ」ってことになるから、絶対に思っちゃいけないっていう。それは、小学校から日ハムが好きだっていう、そこなんですよ。だから、負けろとは思っちゃいけないけど、日本シリーズは生で観たいって意識が凄いあるから。

「無」だったと思うんですけど、頭、立て続けに2敗するじゃん。こうなったら逆に、「残り全部勝て」って思いが凄い強くなる中、札幌、3つ勝つわけですよ。6戦、存在するってことになるわけじゃん。それで観に行くんだけど、色んなプランを頭で立てるわけ。

同じタレントでも、スゲェ違うなって思ったのはさ…「なんとかコネクションで…ペロペロ。なんとかペロペロ。自分できちんとお金も出しますんでペロペロ」って。だって、聴いてる人からしたらさ、それだって手に入らないチケットだからさ。それを、なんとかペロペロってずっとして。頼んで席をとってもらったんだけど。

同じ感じで久米宏さんは、TBSに「なんとかどっかチケットとれないか」って言ったら、「放送席なら」って言われたらしくって(笑)

要は、スペシャルウィークのゲスト解説を引き受ける条件なら、一番見やすい席を用意しますよっていうのが、放送席っていう(笑)

「飛行機、なんとか乗れませんか？一席だけでも空いてませんか？」って圧力に対して、「操縦席なら」って言われるのと、あんまり変わらないですよね(笑)「コックピットなら空いてます」って(笑)

久米さんも、「空いてたんなら」って乗って(笑)

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