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伊集院光、三遊亭円楽が師匠に気に入られるために行った伝説的な処世術を語る「他の前座がどんどんクビに」

2016.04.23 (Sat)
2016年4月20日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30 -11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、落語家時代の師匠・三遊亭円楽をゲストに招き、そこで、円楽が師匠に気に入られるために行った伝説的な処世術について語っていた。
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伊集院光:師匠以外の人から聞いた伝説で。歌丸師匠、多分、その頃はおタバコを吸われてて、缶ピースを吸ってらっしゃったんです。

三遊亭円楽:そう、そう。

伊集院光:その缶ピースがなくなる。最後の1本が切れた時に、「買ってこい」って言っても、すぐに缶ピースって売ってないの。ましてやコンビニもないし。

三遊亭円楽:うん。

伊集院光:そうするとね、「ありませんでした」って言うの。

吉井歌奈子:ああ。

伊集院光:でも、その当時の前座の楽太郎だけは、ダッシュでまずピースを確保して、「缶ピースはすぐに手に入りませんが、こちらは味が似ておりますから、こちらで繋いでおいてください」って言って、もう一回、駆けていくっていう。

三遊亭円楽:あとは、買っておく。

伊集院光:持ってるんですよ。

吉井歌奈子:在庫を抱えて、いつでも。

伊集院光:それがね、ズルいんですよ。

三遊亭円楽:ズルくないよ。なんだ、そのズルいって言い方は。処世術と言いなさい。

伊集院光:ふふ(笑)俺らは、言っちゃうのよ。「在庫、持ってます。持ってます」って言うんだけど、さり気なく出すっていう(笑)

三遊亭円楽:それも、出し方が「在庫持ってます」じゃないの。「言って参ります」って言って、外で5分くらい時計を見て、タバコ屋に行ったふりをして、鈴本(上野鈴本演芸場)の階段をダッシュして、「行って参りました」って。

伊集院光:ズルいでしょ?そういうの全部、考えるんだから。

吉井歌奈子:いやぁ、勉強になります。

三遊亭円楽:だって、構成作家だもん。

伊集院光:ふふ(笑)元々、構成作家の走りなんですよね。

三遊亭円楽:だから、自分を構成し、相手にどう見せるかっていう。大事ですよ。

伊集院光:ええ。だから、その当時、他の気の利かない前座がどんどんクビになるっていう(笑)逆に言えば、水準が上がるから。

三遊亭円楽:それでウチの師匠がね、「楽太郎、あの4人辞めさせといてくれ」って言うんだよ。困るよ。

伊集院光:先代が(笑)

三遊亭円楽:俺がね、人事権を持ってるみたいなんだよ(笑)

伊集院光:その後、ちょっと笑っちゃったのが、僕らは当時の楽太郎、当代・円楽の弟子になるでしょ?

吉井歌奈子:はい。

伊集院光:そうすると、僕ら前座で小間使いなのよ。さらに、先代の円楽師匠は、たとえばコピー。俺らの頃、もう手軽になってて、10円でコピーできるのに、「楽太郎しかできないんだ、アレは」って言って。「コピーを1枚とりたいから、楽太郎を呼んで来い」ってなるのよ。

吉井歌奈子:へぇ。

三遊亭円楽:刷り込み。

伊集院光:ふふ(笑)

吉井歌奈子:そうやって全幅の信頼を勝ち取っていってってことなんですね。

三遊亭円楽:だから、処世術っていうのは何かって言ったら、知恵ですよ。人に好かれること。

伊集院光:はい。

三遊亭円楽:上の引き立て。それしかない。


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タグ : 伊集院光,三遊亭円楽,

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